MENU

ERPの語源

ERPは、MRP Ⅱをベースとした生産管理機能を備えたシステムである。

 

直訳すれば「企業資源の計画」を意味するERP(Enterprise ResourcePlanning)という命名は、MRP Ⅱのさらなる発展系ということから来ているものと考えられる。

 

ERPという言葉が登場した背景については、書籍「図解ERPの導入」の中で『ERPについては、SAP社をリーダとするソフトウェア・プロダクトが先行し、後に1991年ごろからガートナー・グループゃAMRといった情報処理関連のリサーチ会社がそれらのカテゴリーを「ERPパッケージ」と称したことから、パッケージベンダーが、主としてマーケティング上の理由から「ERPパッケージ」の名称を用いるようになり、それが広まった』のではないかという推測を述べている。

 

ERPにおいては、MRPがめざしていた「製品生産活動のために資材の投入を最適化する」という生産管理の概念が「企業経営のために経営資源の投入を最適化する」という会計や経営を重視した経営の概念に発展しているわけである。

 

こうした発展経緯をそのままにたどったERP製品がMAPICS ERPである。最初の代表的なMRP Ⅱシステムは上述のMRPシステムCOPICSを発展させたIBM社のMAPICSであり、後にその販売権がマーカム社に移管されてERPパッケージ製品MAPICS XAという名称を経て、MAPICS ERPとなっている。

 

ただし、ERPパッケージ製品は必ずしもこのようなMRPから発展した経緯を持つものばかりではない。こうした生産管理系と呼ばれるパッケージ製品のみではなく、R/3のように、むしろ会計を重視したシステムから発展した会計管理系の製品の方が多い。

 

ERPパッケージ製品の中では、R/3やOracle E-Business Suiteが代表的な会計管理系のERPパッケージ、Baan ERPやSyteLine ERPが代表的な生産管理系のERPパッケージである。